経済的独立に必要なこと
金曜日はお金にかかわる名言・格言・ことわざ等をとりあげます。
先週は「節約で一番大切なこと」でした。
こんなご時勢ですから、「節約しなくちゃ!」とお考えの方も多いと思います。
さて本日は、一代で巨額の財産を築くことに成功した本多静六さんの『私の財産告白』から、節約に関するくだりを、少し長くなりますがご紹介します。
いわゆる世俗的な成功の第一義は、まずなんとしても、経済生活の独立にある。これなくしては何事の成功もおぼつかなく、またどんな成功も本当の成功とは世間ではみてくれない。
ところで、この人生に最も大切な経済生活の独立には、何職、何業にかかわらず、積極的に働いて消極的に節約耐乏するよりほかに途はない。いくら働いても節約しなければダメ。それはちょうど笊(ざる)に水を盛るようなものだ。またいくら節約しても、──節約を通り越して吝嗇(りんしょく)にすらしても──働かなければダメ。それはちょうど徳利の中の水を守るようなもので、ついには腐って臭気を発するばかりだ。本多 静六 『私の財産告白』 より
吝嗇(りんしょく)というのは、極端にケチケチすること。
節約は無駄を省くことであって、必要なことまでケチることではありません。
巨額の財産を築いた本多さんの言葉は重みがありますね。
経済的独立には【積極的に働いて消極的に節約耐乏する】ことが必要だ、ということです。
おもしろいのは「消極的に」という言葉がついていることです。確かに無駄を省く節約は大切なことですが、そのことにあまり夢中になりすぎてはいけないということなのではないでしょうか。
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