盛者必衰の理 by 平家物語
祗園精舎の鐘の声、(ぎおんしょうじゃのかねのこえ)
諸行無常の響きあり。(しょぎょうむじょうのひびきあり)
娑羅双樹の花の色、(しゃらそうじゅのはなのいろ)
盛者必衰の理をあらはす。(じょうしゃひっすいのことわりをあらわす)
おごれる人も久しからず、(おごれるひともひさしからず)
唯春の夜の夢のごとし。(ただはるのよのゆめのごとし)
たけき者も遂にはほろびぬ、(たけきものもついにはほろびぬ)
偏に風の前の塵に同じ。(ひとえにかぜのまえのちりにおなじ)『平家物語』 冒頭
米国産業の象徴だった米自動車最大手、ゼネラル・モーターズ(GM)が、経営破綻しました。
このニュースをきいて『平家物語』の冒頭を思い浮かべた方も多かったのではないでしょうか。
<参考> 『平家物語』 冒頭の口語訳
祇園精舎の鐘の音には、諸行無常すなわちこの世のすべての現象は絶えず変化していくものだという響きがある。
沙羅双樹の花の色は、どんなに勢いが盛んな者も必ず衰えるものであるという道理をあらわしている。
世に栄え得意になっている者も、その栄えはずっとは続かず、春の夜の夢のようである。
勢い盛んではげしい者も、結局は滅び去り、まるで風に吹き飛ばされる塵と同じようである。
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