「省略の美」こそ最高の美
「省略の美」こそ最高の美
すぐれた浮世絵師は「一色抜く」ことをしたそう。この色を最後に加えれば作品が完璧になるというときに、あえてその一色を加えない。すると、作品がかえって引き立つ。
間や空間、静けさや淡いものに美しさや洗練を感じる日本人の美意識のなせる業で、私たちはもともと押すよりも引く、加えるよりも抜くことを美しいと感じる美学をもっている。『「抜く」技術』 (上原晴男 著/サンマーク出版) より
「抜く」技術って何?と興味をひかれて読んでみた本です。
著者の上原さんはNPO法人OPOTEC(海洋温度差発電推進機構)の理事長。「力を抜く」仕組みがないものはもろい。本当に強いものは柔軟で余裕(あそび)があるのだそうです。
さて、仕事(仕事だけではないかもしれませんが)で、ついつい手を加えすぎてしまうということは無いでしょうか?
特にデザインでは手を加えすぎると「ダサい」ものになってしまいます。
もちろんただの「手抜き」はダメですけど、手を加えすぎるというのもよくありませんね。
「やりすぎ」ていないかどうか、力みを捨てる必要がないかどうか、少し冷静に考える余裕を持ちたいと思います。
*関連するページ : ディック・ブルーナさんの哲学(12月1日)
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