「無知」の6段階レベル
<無知の6段階レベル>
無知の第一段階:
本当の無知。自分が無知だと知らないこと。
無知の第二段階:
自分が知らないということを知っていること。
無知の第三段階:
自分が知らないことを知り、知らないことが何であるかを知ること。
無知の第四段階:
以上のことをすべて知り、向上するための行動を欲するが、どうすべきかわからないこと。
無知の第五段階:
自分が知らないことを知り、それについて何をすべきか知っているが、行動できないこと。
無知の最高段階:
自分が知らないことを知り、それについて何をすべきか知り、行動をとるという、望ましい無知。
『投資の行動心理学』 (ジェイク バーンスタイン 著/東洋経済新報社) より
問題解決のためには、まず問題の存在を認識する必要がありますね。
どんな問題があるか具体的に定義できれば、解決策もほぼ見えてきます。
わからないこと、できないことがあったとき、自分が<無知の6段階レベル>のどのレベルにいるのかを、まず確認してみるとよさそうです。
昨日は「1時間だけ早起きして、変化のための時間に充てる」というチャレンジに参加してみましょう、と提案しました。
これは変化のための具体的な行動をスタートしましょう、ということです。
ふと考えてみると、こういうチャンレジは<無知の6段階レベル>の第五段階にいる場合に特に有効かもしれません。
何をすべきかわかっている。ただ、なかなか行動に移せていないという段階。
こういう時は背中をポンッ! と押してもらうだけでスムーズに行動に移せると思います。ちょっとしたキッカケさえあればいい、というレベル。
「このままじゃいけない。どうにかしなくちゃ。でも何をどうしたらいいの?」という段階はちょっとつらいですね。
気持ちは焦る。行動したい。でもどうすべきかわからないから動けない。
でも、こういう時もあえて動いてみるといいと思います。
以前にもご紹介しましたが、『新・自分を磨く方法』(スティービー・クレオ・ダービック 著)にわかりやすい寓話が載っていますのでご紹介しますね。
二匹のカエルが牛乳の入ったバケツに落ちてしまいます。
這い上がろうにも、うまくいきません。あきらめの早いカエルは「もうだめだ」とバケツの底に沈んで溺れ死んでしまいます。もう一匹のあきらめの悪いカエルは「何とかならないのか」と、とにかく泳ぎまわります。そうしていると、かきまわされた牛乳の表面がバターとなり、カエルはその上から飛び上がってバケツから出ることができた、という話です。
どんな苦しい状況でも、ときには絶望かと思われるような状況でも、必ずできることはある。
考え込んでいても活路は開けない。立ち止まらずに、動き続けることだ。そうすれば、思いもかけない可能性が見えてくるものだ。『新・自分を磨く方法』 より
どうすべきかわからなくても、考え込んでいるだけでは活路は開けません。
まずは、なにかできることをスタートしてみましょう。
* [名言コツコツ] を漏れなくチェックできます *
ブログの更新情報を一週間分まとめて無料メールマガジンで受け取ることができます。セミナーや手帳オフ会などのイベント情報もあわせてお知らせしています。
無料メルマガ <コボジュン通信> の ご登録はこちらから どうぞ。
毎週月曜日の朝4時にお届けします!
★ 自分磨きテーマ: 最初の一歩を踏み出そう
★ タグ:
★ アーカイブ: 2010年03月
«« 「1時間だけ早起きして、変化のための時間に充てる」にチャレンジしませんか? (03/29) | (03/31) 「自分ノルマ」の効能 »» |