[名言] 感情の起伏が激しいというのは、まわりの状況に振り回されているってこと
感情の起伏が激しいというのは、まわりの状況に振り回されているってことです。
他人の行動や言動にいちいち左右されていると、そりゃ安定した「やる気」を出し続けるのは難しいです。『やる気の大学』 (千葉 智之 著/東洋経済新報社) より
誰にでも感情のアップ&ダウンはあるはずですし、そうじゃないと人生面白くありませんよね。それでも感情の起伏が激しいと本人も疲れますし、周りの人にもちょっと迷惑です。
『やる気の大学』では車にたとえて「フェラーリのようなF1カーよりもプリウスのような燃費のよいハイブリッドカーを目指しましょう」といっています。
なにかいいことがあったりして調子のいい時は「やる気」ガソリンを使って、調子が悪くなってきたら(ガソリンが減ってきたら)調子がいいときに充電しておいた「やる気」を使って自分をコントロールしていく、というイメージですね。
こうすれば本人には「やる気」のアップ&ダウンがわかっていますが、他の人からはいつでも安定して「やる気」があるように見えるはず。
安定感がある人は周りの人に安心感を与えると思います。
では具体的にどうしたらいいか、過去記事を振り返りながらまとめてみますね。
他人からの評価に一喜一憂しない ⇒ 自分で自分を評価する
「よく見せたい/よくなりたい どっち?」でご紹介した内容を再掲します。
【よく見せたい/よくなりたい】
「よく見せたい(Looking Smart)」と「よくなりたい(Becoming Smarter)」では、言葉は似ているが意味合いがまったく異なる。
固定的知能観の人にとって、自分を評価するのは「他人」である。
いまの自分が他人からどう見られているのかをとても気にしており、できるだけよく見せたいと思う。
成果やパフォーマンスをとても気にして、自分の評価を落とすような失敗や失態を非常に怖れるのである。
それに対して、「よくなりたい」という気持ちは成長的知能観をもつグロウスマインドセットの人に見られる。
成長的知能観の人は、自分の能力がどんどん伸びていくことを知っているので、いまの自分が他人からどう思われるかにはあまり興味がない。
それよりも、もっと成長したいと思っている。
自分を評価するのは「自分自身」であり、仕事を選ぶ基準も、この仕事は自分にとっておもしろいか、自分のためになるか、自分はこの仕事から何を学べるか、である。
知的好奇心が旺盛なので、これまでと同じ仕事のやり方ではつまらなく感じてしまう。新しいことや、ちょっと背伸びした仕事に取り組んで、もっと成長したいという意欲にあふれている。『プレイフル・シンキング』 (上田 信行 著/宣伝会議) より ※
もうひとつ「他人に認められたいという呪縛から自由になろう」からの再掲。
私たちは他人に認められたいと思うと、彼らに依存することになる。
この状態は精神的不安定の原因になる。
自分のことは自分で判断するように心がければ、他人の気まぐれな態度の影響を受けることはない。他人に認められて有頂天にならないし、批判されても落胆しなくなる。
要するに、他人に好かれようと好かれまいと、永続的な精神的安定が得られるということだ。『人生がうまくいくとっておきの考え方』
(ジェリー・ミンチントン 著/PHP研究所) より
他の人から誉められたらやっぱりうれしいものです。
でも有頂天になりすぎないように気をつける。
他の人から否定的な評価をされても、まっ、あまり深刻に受け止めすぎない。
自分を評価するのは「自分自身」だってことを思い出しましょう。
「認めてもらおう」とがんばるのではなく、「喜んでもらおう」とがんばろう『社長の手帳』 (佐藤 満 著/グラフ社) より
よくないことを「人のせい」にしない ⇒ 自分で出来ることに意識をむける
「できるのは自分が変わること」から。
相手に期待し、相手を変えようと苦心してきたのではないか。
それがうまくいかないので相手を攻撃してきたのではないか。それが苦しかったのではないか。
相手を変えることなどできないのです。できることは自分が変わること。『40歳からの免疫力がつく生き方』 (安保 徹 著/静山社)より
仕事などで上手くいかないことがあったとき、その責任を他人のせいにしていてはストレスが溜まるだけです。どんなにムカついても、相手を責めているだけでは何も好転しません。
だから、
「もっと詳しく説明すべきだった(次は丁寧に説明しよう)」
「遅れるのを見越して余裕のあるスケジュールを組むべきだった(今後は本来の2日前を締切にしよう)」
「そもそもこの人に依頼した自分のせいだ(次回の人選は慎重にやろう)」
というように、自分で改善できることに意識をむければ気持ちも安定します。
他の人と自分を比べない ⇒ 人生まるごと交換したいか?
他人の行動や言動で左右されることのひとつに、「うらやむ(羨む)」ということがあります。他の人のすぐれた才能や恵まれた状態を不満に思うってことです。
「人のことをうらやましいと思ったら・・・」から。
人のことをうらやましいと思ったら
「じゃ、全とっかえする?」と自分にきいてみる『5分間で新しい自分になれる本』 (宝彩 有菜 著/廣済堂出版) より
うらやましい相手と人生を全て取り替えたいかどうか自問してみましょう。
人生まるごと全てを、本当に他人と取り替えたいでしょうか?
薔薇色に見える人生でも、実際には想像もできないほど辛い経験をしているのかもしれませんよ。そういうすごい苦労もひっくるめて取り替えたいかと想像すると、「やっぱり今の自分の人生のほうがいいや」という結果になりませんか?
友達や身近な人が「成功」すると、つい、うらやましいという気持ちが芽生えると思います。そういう時も「じゃ、全とっかえする?」と自問すれば気持ちが落ち着くはず。
他の人に自分の期待を押し付けない ⇒ 得ることより与えることに意識をむける
「期待するのは一人につき一つだけ」から。
期待するのは一人につき一つだけ、あとはおまけ『元気セラピー』 より
「どうして○○してくれないのぉー!」とプリプリ怒ってしまうことありませんか?
他人が自分の思い通りの行動をしてくれなかったときにそうなりますよね。
これも他人の行動や言動に左右されているってことです。
私は毎週末のレビューのときに、「死ぬまでに知っておきたい 人生の5つの秘密」を読み返すことを習慣にしています。人生の終盤になって後悔したくないから。
第五の秘密は「得るより与えよ」です。
得るものに関しては自分の力ではどうにもなりません。
与えるものに関しては自分の力でコントロールできます。
自分の期待通りにして欲しいというのは「得ること」にフォーカスしています。
だからイライラするんですよね。
他人の行動や言動に左右されないためには、得ることより与えること、自分でコントロールできることに意識を集中すれば気持ちが明るくなってきますよ。
プレゼントをもらうのはうれしいことですが、相手に贈るプレゼントを何にしようか考えたり選んだりしているときのほうがワクワクしますよね。
◇ ◇ ◇
・他人からの評価に一喜一憂しない ⇒ 自分で自分を評価する
・よくないことを「人のせい」にしない ⇒ 自分で出来ることに意識をむける
・他の人と自分を比べない ⇒ 人生まるごと交換したいか?
・他の人に自分の期待を押し付けない ⇒ 得ることより与えることに意識をむける
まわりの状況に振り回されるより、マイペースでのんびりやっていきましょうよ♪
*関連するページ:
・《自分の感情をコントロールする術を一つひとつの感情パターンごとに持っている》 それが大人だ
・「認めてもらおう」ではなく、「喜んでもらおう」とがんばろう
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【今日のコボジュン】
今日の東京はスッキリ晴れて気持ちのいいお天気。そろそろ梅の花が咲き始める頃なので散歩ついでに梅チェックをしてきました。
毎年楽しみにしている梅の木は改装工事の柵の中だったため、ちょっと離れたところから様子をうかがってみました。
う~ん、まだ開花の気配もありません。今年はちょっと遅いのかな~?
今日は「季節を分ける」節分です。そう、明日からは春なんですよ!
★ 自分磨きテーマ: 感情のコントロール
★ タグ: やる気|メンタルヘルス
★ アーカイブ: 2012年02月
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