人生は、総合力。特定分野で勝てなくても、総合力で勝負すれば太刀打ちできる
ある時、俺はばあちゃんに、通知表を見せて謝ったことがある。
「ばあちゃん、1とか2ばっかりでごめんね」
すると、ばあちゃんは、
「大丈夫、大丈夫、足したら5になるばい!」
「えっ、足していいの?」
ばあちゃんの言ったことに驚いている俺に、ばあちゃんは、
「人生は、総合力ばい」
きっぱりと、こう言った。
勉強の苦手な俺でも世の中には必要なんだ。
世の中に必要のない人なんていないんだということも言っていた。『がばいばあちゃんの手紙』
(島田 洋七 著/幻冬舎) より
私も苦手な科目がたくさんありました。
一番ダメだったのは体育だけど、音楽も美術も家庭科もいまひとつ。
習い事も続かないし、取り柄と言えるものはひとつもない。
内向的で地味な性格なのに気が強い。
せめて見た目が美人だとか可愛いかったりすれば救いようがあるのに、ルックスで勝負できないことは幼い頃から自覚していました。
突出した才能はないけれど、それでも良いところだっていくらかはあります。
技術力が高い人ほど、自分の専門性にこだわります。
そこで私は、「ある専門分野では彼には勝てなくとも、総合力で勝負すれば太刀打ちできるんじゃないか」と考えました。
ある優秀な人の専門能力を100点とします。
自分は逆立ちしても同じ100点は取れない。
けれども、電気で55点、化学で55点、機械で、経理で、マネジメントで......というように各分野で55点を取ることなら、努力次第でできます。
55点というのは、学校でいえばギリギリ落第しない「可」のレベルです。
ですから自分の能力を、できるだけ多くの分野で「可」をとれるレベルに持っていこうというわけです。
こうして自分の能力の守備範囲を広げていくと、「この技術とあの技術を組み合わせれば解決できるのではないか」とアタリが付けられるようになります。酒巻 久 (キヤノン電子社長)
スペシャリストとして特定分野で力を発揮する人も必要だけど、ジェネラリストとして組織をまとめあげていく人も必要です。
私は自分の得意なことと苦手なことがわかっているので、苦手なことは他の人(専門家)の力を借りています。
出来ないことがたくさんあってもいいんです。そのためにいろんな人がいるんだから。
人生は、総合力。
これは奥が深い言葉です。
*関連するページ:
・自分ができることを他人もできると思ってはいけない。自分がガマンできることを他人もガマンできると思ってはいけない。
・「みんな、なかなか動いてくれない」と言う人は、その人自身が動いていない。人を動かすには、自分が動くことです。
・今日の苦手は明日の好きになり得るかもしれないから、その可能性に自らフタをしないでおきましょう
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【今日のコボジュン】
近所の動物園へ、コアラの写真を撮りに行ってきました〜♪
あぁー、楽しかったぁー!\(^▽^)/
これまでは望遠レンズを持っていなかったから諦めていたものを撮ることができるようになりました。でも、望遠といっても35mm換算で200mmのレンズなのでまだ撮れないものもあります。子鹿がとっても可愛かったんだけど離れすぎていて撮れませんでした。残念だなぁ〜。
コアラは手を伸ばせば届きそうなところにいるので(もちろんガラスで仕切られています)、200mmレンズでバッチリ撮影できました。
撮った写真はコボジュンワールドにアップしました。
撮影技術が未熟なので思い通りの写真を撮るところまでいっていませんが、たくさん練習して上手くなりたいです。
★ 自分磨きテーマ: 仕事にたいする姿勢
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★ アーカイブ: 2015年06月
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