まだ読んでいない本の背表紙を、読もう。それも、読書だ。
読んでいない本はツンドクというコーナーになっていて、うしろめたさがあります。
自分の未来を開くのは、今まで読んだ本よりこれから読む本です。
寝る前に、「こんな本を読むんだな」と背文字をざっと眺めていくだけで、自分の人生は変わってくるのです。
うしろめたく感じる必要はありません。『明日いいことが起こる夜の習慣』
(中谷 彰宏 著/PHP研究所) より
昨日は本のなかに眠っている宝を見つけるコツとしての「宝を集める仕組み」について書きました。
ウォルト・ディズニー:宝島の海賊たちが盗んだ財宝や、カリブ海の底に眠っている宝物よりも、本には多くの宝が眠っている。
今日はその手前。
読書の基本的なコツについて。
読書するには、まず読みたい本をみつけて手に入れる必要があります。
著者のファンだったり、特定分野の本をコレクションしている場合もあると思いますが、本のタイトルやサブタイトル、もしくは広告コピーに惹かれて「面白そう。読んでみたい」と思うことが多くありませんか?
なにかしら興味を惹かれるものがあるから、わざわざ読んでみようと思ったはずです。
それなのに、せっかく買った本でも読まずにそのまま放置してツンドクコーナーに積み上がっていくことがあります。
私の場合は常時10冊から15冊ぐらいはツンドクになっています。
最近ではツンドクコーナーではなく、読み終わった本と同列で本棚にしまっていくことも増えてきました。
本文を読んでいなくても、本のタイトル(背文字)を眺めるだけでも読書です。
なぜその本を選んだか、自分のなかにはちゃんと理由があります。
本のタイトルを眺めたときにその理由を思い出して、「そうそう、これを勉強しようと思っているんだ」「これが今の自分にとっての課題なんだよな」と考えることだけでも、その本の価値があります。
読んで、考える。
これが読書の基本です。だから、「背文字を読んで考える」だけでもちゃんと読書体験になっています。
齋藤孝さんは『教養力 心を支え、背骨になる力』(さくら舎)のなかで「全ページを読まなくても、大切な一文を覚えるといった読み方」を紹介されています。
「なかなか本を読めなくて・・・」と言う人がいますが、そういう人は読書とは一冊の本を隅々まで読むことだと思い込んでいるのではないでしょうか。
一文だけでもいいから、自分にとって宝といえるようなインスピレーションを得られればいいはずです。
パッと開いたページのなかで、たまたま目に飛び込んできた一文に「なるほどー!」と気づかされることもあります。
最初から最後まですべて読まなければいけないという思い込みを捨てましょう。
それが読書の基本的なコツです。
*関連するページ:
・読書のコツは賢明な飛ばし読みにある | ていねいに一度読むより、早く二度読むほうがよくわかるというのは読書法の常識
・井深 大:書店の本棚を眺め、自分に改革を起こしてくれそうな本や私に見つけられるのを待っているような本を買うのが楽しみ。
・読んでいない本がどれだけ家の中にあるか。それが、その人が今後どれだけ知性を広げていくことができるのか、その可能性をはかる尺度になるのです。
* [名言コツコツ] を漏れなくチェックできます *
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【今日のコボジュン】『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』を読み終わりましたよ! 徹夜にはならず、夜中の3時ぐらいに読み終わりました。
面白かったけど、最後がなんか「もやっ」とした感じで落ち着かない。続きが気になるけど、『ミレニアム2 火と戯れる女』は明日から読む予定です。
今夜は映画版の『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』を観る予定(デヴィッド・フィンチャー監督のほうじゃなくて、ニールス・アルデン・オプレヴ監督のほう)。
もし自分が監督だったら「ココはどう映像化するだろう?」と想像しながら本を読んでいました。実際にどんな映画になったのか楽しみです♪
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